DIY裁判

本人訴訟を支援するため弁護士が作ったサイト。弁護士なしで裁判をする方法について解説します。

訴状の提出から第1回期日まで

第1回期日までに何が行われるか

訴状の提出セットを準備したら、裁判所に提出します。

訴状を提出すると、裁判所で「訴状の審査」が行われます。その結果、訴状の補正を求められることがあります。その場合は「訴状訂正申立書」を提出しましょう。
訴状に問題がなければ、第1回目の期日の調整が行われ、第1回期日が指定されると、被告に対して訴状の送達がされます。後は、第1回期日を待つのみです。

訴状審査により訂正が求められることは、珍しいことではありません。弁護士ですら、計算ミスや訴額の算定方法等の誤りで、訂正を求められることがありますから、素人の本人訴訟でそれがないわけがありませんよね。

ときには、裁判官の考え方にもよるところがあり、訂正が指示されたからといって、裁判所が意地悪であったり、訴状の受け付けに消極的であるわけではありません。訴状審査に対しては、冷静に、裁判所の指示を聞いて対応することが賢明です。

次に、被告に対する訴状の送達は、訴状記載の被告の住所地に郵送されます。裁判所の送達といっても、実際には、郵便局が書留郵便のような方法で行います。しかし、送達が被告に届かないということがあります。このような場合にどうしたらよいかについては、以下の記事で解説します。(被告の住所が不明の場合については、こちらの記事をご覧ください。)

2-1 訴状の提出方法
2-2 提出後、裁判所から連絡を受けた際の注意点 
2-3 訴状審査で訴状却下にならないための対応方法
2-4 訴状訂正申立書の作成
2-5 送達ができなかったとき

第1回口頭弁論期日当日

裁判当日のことについて
裁判所に何分前に行けばいいですか?
当日は何を持参したらいいですか?
どこで受付をしたらいいですか?
どんなことを聞かれますか?
そんな疑問については、こちらをご覧ください。

2-6 第1回口頭弁論期日(持参するもの、法廷の場所など)
2-7 第1回口頭弁論期日(当日の流れ)
2-8 簡裁の場合、1回目の期日で、一気に決着がつくかも、という話

投稿日:5月 13, 2019 更新日:

執筆者: